ワイパーゴムの種類と選び方ってどうすればいいの?おすすめは?

スポーツカーの維持費を少しでも抑えたい人のための豆知識

今回はワイパーについてお話したいと思います。

車検やオイル交換に行くと、

ワイパーが劣化しているので交換しましょうと言われる事がよくあります。

「自分で交換しようと売り場を見てみたけど、種類が多すぎてどれがいいのかわからない!」

確かに、プロにやってもらえば間違いもないし安心だと言う方もいらっしゃいます。

しかし、車の維持費を少しでも抑えたいのであれば、

自分で交換すれば工賃は丸々自分のものです。

今はネットで適合車種も簡単に調べられますし、

ブレードもゴムも交換はとても簡単で、慣れれば一瞬で終わってしまいます。

タイヤ交換なんか比じゃないくらい簡単ですよ。

参考:PIAA社の適合車検索

というか、スポーツカーが好きならそのくらいは自分でやりましょう!

実際にワイパーを選ぶにあたって、どういった種類があるのか、何を選んだらいいのか。

ご紹介していきたいと思います。

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もくじ

ワイパーゴムの種類

一口にワイパーゴムといっても、様々な種類があります。

大きく分けると

・はっ水タイプ

・ガラスコーティング車用タイプ(グラファイトタイプ)

・油膜落としタイプ

・ノーマルタイプ(いわゆる純正同等品)

の4つに分けられます。

実際にお店にいって、これだけ種類があると選ぶのに迷ってしまいますよね。

種類だけならまだしも、メーカーも複数ありますし、値段もピンキリです。

◇このほかに冬用のワイパーもありますが、そちらは別記事で解説します。

1.ノーマルタイプ

まずは基本のノーマルタイプから。

いわゆる生ゴムですね。

特にパッケージにはっ水等と書いてないものは、このノーマルタイプです。

フロントガラスにはっ水コーティングをしていない

普通の状態であればこちらで十分です。

決め手は何と言っても価格

特に特徴も無く、どのメーカーでも一番安い価格帯で販売しています。

雨の日にワイパーを使っていて、特に気になることが無いのであれば、

このノーマルタイプで十分です。

サイズ違いに注意しましょう。

しかし、ガラスコーティングをしている場合、

ワイパーをかけるとコーティングが剥がれてしまうので

使用しないようにしましょう。

その場合は後述のガラスコーティング車用(グラファイトタイプ)を使用しましょう。

2.ガラスコーティング車用(グラファイトタイプ)

グラファイトという単語はなかなか聞き馴染みが無い方が多いと思います。

簡単に説明すると、ワイパーゴムにコーティングがされているのですが、

このコーティングされている粒子がグラファイト(炭素微粒子)です。

近年のはっ水コーティング剤の普及によって登場したワイパーです。

はっ水コーティングをしたガラスに通常のワイパーを使うと

はっ水コーティングによって摩擦抵抗ができるため、

ビビり音やワイパー跳ねが出てしまいます。

水がはっ水コーティングによって玉になってしまうので、潤滑材の役目をせず、

晴れた日にワイパーを動かすのと同じ状態になります。

そこでワイパー自体にも微粒子コーティングをして、

滑りをよくしたものがこちらのグラファイトタイプになります。

なので、コーティングされていないガラス面であっても

摩擦低減効果を期待して購入する方もいます。

説明が長くなってしまいましたが、

ガラスコーティングをしているなら、

こちらのガラスコーティング車用(グラファイトタイプ)を選びましょう。

肝心の価格帯は中間といったところです。

注意点としては、

使用していると徐々にコーティング剤が剥がれて能力が落ちてしまうため、

大体半年~1年スパンでゴムの交換になります。

(紫外線等の影響による劣化を考えると、

大体どのゴムでもその位で交換すべきではありますが)

加えて、ワイパー自体をウェス等で拭いてしまうと

表面のコーティング剤が剥がれてしまうので、

汚れは軽く払い落とす程度にしておきましょう。

↓一例です。

3.はっ水タイプ

いきなりはっ水タイプといわれると、

このタイプがはっ水コーティング車専用なのかな?と思われがちですが、

こちらもガラスコーティングの有無に関わらず使用できます。

では何が違うのかというと、

先述のグラファイトタイプ同様、

ワイパーゴムの表面にコーティングがされているのですが、

こちらの場合はシリコンコーティングが施されています

1つはガラス面が乾いた状態で5分ほどワイパー掛けをするだけで

ガラスにはっ水効果が現れるタイプ

もう1つは雨の日にワイパーを動かすだけで

徐々にはっ水効果が得られるタイプ

があります。

(どちらも同じに思えるのは私だけでしょうか)

そしてどちらのタイプも、劣化したガラスコーティングを補修する能力もあって

自分でフロントガラスにコーティング剤を塗布する頻度や手間を

かなり減らすことができます。

しかしその分お値段は高めで、各メーカーとも一番高い価格帯に設定されています。

自分はこのはっ水タイプを使っているのですが、

コーティング剤を購入する頻度も下がって、

結果的にトータルで安く済んでいます。

車の維持費を安くしたいと考えるのであれば、おすすめしたいタイプです。

4.油膜取りタイプ

こちらは少し特殊なタイプです。

通常、フロントガラスは劣化したワックスやコーティング剤、

排ガスなど油膜というものが発生します。

対向車のライトがや前の車のテールランプが変にギラついて見えづらい・・・

こんな症状が出始めると油膜がついてきています。

で、これを落とすには市販の油膜落とし(プロスタッフ社のキイロビンが有名)

などを使ってガラスを磨くという結構疲れる作業なのですが、

これをワイパーがやってくれるという代物です。

こちらは日本のマルエヌという会社が開発して、

特許を取得した「ギラレス」というワイパーです。

ワイパーゴムに宝石で耳馴染みのあるトルマリンの粉末を加工しているのですが、

このトルマリンの性質を利用して雨などの水分を電気分解し、

通常の水では入り込めない油膜とガラス面の界面に入り込んで

徐々に油膜を浮き上がらせて落としてしまうという凄いワイパーです。

そんなすごいワイパーなので、お値段も高めの設定ですが、

一度試してみる価値はあるでしょう。

私も次の交換時には使ってみようと思っています。

まとめ

私が個人的にワイパーをオススメするのであれば、

私の好みだとメーカーはPIAA社なのですが

ここら辺はどこを選んでも基本的な性能には大差ないので

各人の好みで選んで頂いていいと思います。

そして種類はグラファイトタイプをお勧めします。

理由としてはワイパーのビビり防止、跳ね防止になりますし

今はコーティングをしている車のほうが多いため

売り場を見ても圧倒的に種類が豊富なのがわかるでしょう。

安さを求めてノーブランド品を買う方もかなりいらっしゃいますが、

品質は比較的悪いのでお勧めいたしません。

しかし高ければいい!というわけでもないので、付加価値(はっ水や油膜落とし)

に魅力を感じないのであれば、価格帯も安定しているグラファイトタイプを購入しましょう。


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